お菓子な話(洋菓子編)

ショートケーキ

 

ケーキの定番イチゴのショートケーキ。このショートケーキ、実は和菓子だって知ってますか?

 

 

ショートケーキが誕生したのは昭和初期。スポンジは南蛮菓子として伝わったカステラが原型です。発案者はケーキ屋でおなじみの不二家さんの職人という説があり、日本で誕生した洋風和菓子ということです。

 

 

あの世界のスーパーパティシエ・辻口博啓氏は本格的フランス菓子を作るにあたって、洋風和菓子のショートケーキをお店に出すか迷ったそうです。しかし、ショートケーキは和菓子屋の息子である辻口氏が洋菓子の世界に足を踏み入れるきっかけになったお菓子だったので「フレーズ」という名でお店にならんでいます。辻口さんのケーキを食べたらホントに幸せな気持ちになります。東京に行くことがあったら是非自由が丘のお店に足を運んでください。

 

 

話はそれましたが、ショートケーキの「ショート」は『もろい』『短い』の意味。軽くさっくりしたスポンジを使っているから、ショートニングを使っているから、スポンジとクリームがあれば短時間で作れるから・・・などの諸説があります。

チーズケーキ

 

の発祥の地は、古代ギリシャだといわれています。遊牧民の暮らしの中からチーズが生まれ、それらがチーズケーキに発展しました。

 

 

紀元前776年の第1回古代オリンピックでアスリートに振る舞われたという記録もあるそうです。
明治6年の『万宝珍書』には「ライスチーズケーキ」というものが紹介され、明治後期の料理本に「チーズソフレー」の記述も出てくるとか。

 

 

日本のチーズケーキの元祖はドイツの家庭菓子「ケーゼ(チーズ)クーヘン」だと言われています。
昭和40年代、ユーハイムさん、モロゾフさんがチーズケーキを作り始め、一大ブームを巻き起こしました。
当時のモロゾフ社長・葛野友太郎氏が視察で訪れたドイツの喫茶店でケーゼクーヘンを食べ、あまりのおいしさに感動。帰国後、ケーゼクーヘンを再現したいと研究を進めたそうです。

ロールケーキ

 

日本にロールケーキが登場したのは江戸時代。

カステラと同じくポルトガルから伝わったといわれています。

 

おせち料理の伊達巻はロールケーキが変化したものだという

説が有力です。

長崎で「カステラかまぼこ」と呼ばれたものが江戸に伝わり、

その目新しさと形の良さから

「伊達(おしゃれ、格好のいいの意味)な巻物=伊達巻と

名付けられました。

シフォンケーキ

 

シフォンケーキは、1920年代後半にアメリカ・カリフォルニア州のハリー・ベーカー氏が考案したといわれています。そのレシピは長い間秘密にされていましたが、1948年にゼネラル・ミルズ社に売却され、雑誌などにレシピが公開されました。

 

 

しっかりとしたフワフワの食感はメレンゲとサラダ油によって生まれることが明らかになり、当時まだ知られてなかった製法だったため、大きな話題を集めました。
シフォンケーキの型の真ん中に穴が空いているのはまんべんなく熱を通し、生地を大きく膨らませるためのもので、焼き上がりにひっくり返してワインの瓶などにさして冷ます目的もあります。

 

 

シフォンとは「紗(しゃ)のような絹布」「ドレスの飾りやレース」の意味。ふわっとした軽いケーキであることからこの名前になりました。

モンブラン

 

モンブランのモンは仏語で「山」、ブランは「白い」の意味で、イタリアとフランスの国境にあるアルプス山脈の最高峰、モンブランから名付けられました。考案したのは1903年創業のパリの老舗カフェ「アンジェリーナ」だといわれています。

 

 

1933年に東京・自由が丘にある洋菓子店「モンブラン」で発売されたのが日本の元祖だといわれています。初代の店長がフランスを旅したときに見たモンブランの美しさに魅かれ店名にし、その時モンブラン山麓にあるカフェでケーキのモンブランにも出会い、帰国後モンブランを販売したそうです。

 

 

栗の甘露煮を使った黄色いモンブランは日本だけのもので、昔ながらの味とスタイルです。

ミルフィーユ

 

200年という長い歴史を持つミルフィーユ。ミルは仏語で、「千」、フィーユは「葉」で「千枚の葉っぱ」という意味。パイの層が幾重にも重なって見えることから。

 

 

幕末から明治にかけて、フランスの菓子職人サミュエル・ペールが横浜で洋菓子店を営んでおり、日本にミルフィーユが伝わったのはその頃ではないかといわれています。

 

ティラミス

 

1991年、日本にティラミスブームが起こったのを覚えてますか?ティラミスチョコやティラミスシェイクなど世の中ティラミス味の商品でいっぱいでした。

 

 

本来の発音は「ティラ・ミ・スー」で、直訳すると「私を引っ張り上げて」。転じて
『私を元気付けて』『私を天国に連れていって』という意味に。
イタリア・ヴェネチアで恋人同士でよく食べられていた為このような甘い呼び名になったそうです。

シュークリーム

 

シュークリームは何語でしょう?シューは仏語で「キャベツ」の意味。英語のクリームとくっつけた和製英語です。アメリカでシュークリームといったら靴磨きのクリームのことになります。

 

 

仏語では「シュー・ア・ラ・クレーム」英語では「クリームパフ」といいます。

 

 

シュークリームは16世紀はじめ、イタリアの富豪メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシス妃がフランス王・アンリ2世に嫁いだとき
、カトリーヌ妃付きの菓子職人が作ったのが始まりといわれています。

マドレーヌ

 

時は1775年、ポーランド王レクチンスキーの大宴会での出来事。

 

 

王に仕えるパティシエが厨房で口論の末、仕事を放り出して辞めてしまった。

 

 

そんなピンチをひとりの若い召し使いの娘が救いました。

 

 

娘は卵の泡だて器を使って、祖母に教わったビスキュイのようなお菓子を焼き上げました。

 

 

宮廷の人々は舌鼓を打ち、とろけるような黄金色のお菓子はたちまちフランス中に広まりました。

 

 

その若い娘の名は「マドレーヌ・シナモン」

プリン

 

正しい名前は「プディング」で日本で変化してプリンになりました。

 

 

puddingの原型は古英語の「puduc」で「腫れもの」という意味。

 

 

もともとプリンは、パンくずを捨てるのがもったいないと思ったイギリスの主婦が、小麦粉、レーズン、卵などのあり合わせの材料と混ぜ、塩とスパイスで味付けし、布巾で包んで蒸し煮したのが始まりといわれています。

 

 

日本でおなじみのカスタードプリンはフランス生まれ。プリンはフランス語で「クレーム・ランベルセ」。クリームをひっくり返したという意味で、出来上がったものを逆さにしてお皿に盛り付けるところから名前がつきました。

フィナンシェ

 

フィナンシェはパリの証券取引所近くのサン・ドゥニ通りに店を構えた菓子職人・ラヌが忙しい金融家たちのスーツを汚さず、素早く食べれるように考案したお菓子だといわれています。

 

 

フィナンシェの形は金の延べ棒を表し、「資本家」や「お金持ち」という意味が込められている縁起の良いスウィーツです。

チョコレート

 

古代メキシコのアステカ帝国では、カカオ豆は「神の食べ物」として珍重され、通貨としても使用されていました。

 

 

このカカオ豆をすり潰して水を加え、トウモロコシの粉やバニラなどのスパイスを混ぜた苦いだけの飲み物が最初のチョコレートです。

 

 

16世紀、アステカ帝国を滅ぼしたスペイン軍の隊長コルテスがカカオ豆を持ち帰り、チョコレートはヨーロッパ全土に広まります。

 

 

苦いだけのチョコレートはやがて甘いココアになり、1847年にイギリスのフライ社がカカオペーストに砂糖を混ぜ板チョコを誕生させました。

 

ドーナツ

 

ドーナツの名前は、ドー(dough)=「生地」とナッツ(nuts)=「クルミ」を合わせたもの。

 

 

オランダのクルミの付いた揚げ菓子がアメリカに伝わったのが由来だと言われています。

 

 

真ん中に穴が開いているのは船乗りのグレゴリー氏がドーナツを舵の棒の先に突き刺す為に穴を開けたという説があります。

 

 

沖縄銘菓・サータアンダギーのサータは「砂糖」、アンダギーは「揚げ物」の意味。

 

アイスクリーム

 

アイスクリームは1550年頃、イタリアで考案されたといわれてます。

 

 

やがてフランス、イギリスへと広まりましたが、庶民の味になったのは、移民によってアメリカに渡ってからです。

 

 

牛乳屋のヤコブ・フッセルが世界初のアイスクリーム工場を作ったことによりポピュラーになりました。

 

 

 

日本で最初のアイスクリームは1869年(明治2年)5月9日、町田房蔵が横浜で開いた「氷水屋」で製造販売した「あいすくりん」で、値段は現在価格で1人前8000円相当だったそうです。

 

日本アイスクリーム協会はこの5月9日を「アイスクリームの日」と制定しました。(昭和40年)

 

 

ひとことにアイスクリームといっても乳成分の量によって法的にアイスクリームと呼べないものもあります。
アイスを買ったら裏の表示を見てみてください。

 

 

【種類別】アイスクリーム
乳固形分15%以上(うち乳脂肪8%以上)
乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれているので、風味がよく栄養的にも優れています。

 

【種類別】アイスミルク
乳固形分10%以上(うち乳脂肪3%以上)
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームにくらべて少ないですが、牛乳と同じくらいの栄養分を含みます。植物性脂肪が配合されていることもあります。

 

【種類別】ラクトアイス
乳固形分3%以上
乳固形分はさらに低く植物性脂肪が多く使われます。ラクトとはラテン語で「乳」を意味する。

 

【種類別】氷菓
上記に含まれない冷凍菓子。かき氷、シャーベットなど。

 

エクレア

 

エクレアは19世紀初頭のフランスで生まれました。本場フランスではシュークリームよりもポピュラーなお菓子で、歩きながら手軽に食べられる形をしていることでも人気だそうです♪

 

 

名前の由来は仏語の「エクレール(稲妻)」から。焼いた表面にできる割れ目が稲妻に似てるからという説と、

 

コーティングしたチョコレートが光るからという説、また稲妻のように素早く食べないと中のクリームが溶けてしまうからという説があります。